安里興業を設立された経緯を教えて下さい。
20歳の時に沖縄から上京し、当時は建築のことは一切わからなかったんですが、「小さい会社でもいいから自分で何かやりたい」そういう気持ちでした。建築業界に入ったきっかけは、アルバイトで職人さんの送迎をやっていて、そのうちに「自分も現場の仕事をやりたい」と思うようになったのがはじまりです。
その後、自分が25歳の時に勤めていた会社が倒産してしまい、残った5、6人の職人たちと話し合って、「お客様もいることだし、現場も続いているからやろう」と言うことで、独立することになりました。当時は、材料を持たずにできるゼネコンからの手間受けでやっていましたが、30歳の頃から木造の基礎工事中心に絞ってやり始めました。基礎工事に絞った理由は、バブルがはじけたことと、材料や車両を自分で持ってやれる建築の仕事したいと考えたら、木造の基礎工事に絞ることになり、今の安里興業になりました。
当時の夢は、会社の規模を大きくして、「基礎工事ならどこにも負けない仕事をする会社を作る」ことを想って…、それを気持ちで今でも続けています。